食べもの文化5月増刊号(2022年)

5月増刊号目次

心を育てる楽しい食事 
偏食・少食・野菜いやいや  室田 洋子 ●


§1 環境(愛着)の変化は食事(いやいや)に現れる ●
入園した赤ちゃんの心はウロウロ、ハラハラ/その子が安心できる関わり方を

§2 赤ちゃんは口で世界を探索する ●

§3 このようにして、愛着は成立する ●
食の場面での人とのやりとりで通じ合う心/生後7〜11カ月、母からなら何でも食べる「いい子」/12、13カ月の変化が起きる

§4 親子関係の軌道は食の関係から始まる ●
母と子の関わりは食事のやりとりから始める/母子相互作用の三つのタイプ
家ではまるでカイジュウ、園では機嫌よく食事/子どもが求める食事は安心感という隠し味

§5 気持ちが落ち着かないときに、何かを口に入れる―神経性習癖 ●
心を慰める道具としての口/体のさまざまな部位をもてあそぶことも

§6 食べさせないと―育ち損なう―真面目な大人の最初の不安 ●
食べさせることに一生懸命のママ&栄養士&保育士/「熱心な指導」より遊びの関係が重要/思ったことをしゃべりあえる「関わりの場」/「黙食」―まるで家父長時代/「もうひと口・もうひとさじ」という犹勸蕕討寮莢鵑衂坩足瓠人燭┐襪海箸鬚笋瓠∋劼匹發亮発的な好奇心を

§7 野菜いやいや、野菜を食べない子 ●
豆いや、ピーマンいや、しいたけいや、葉物も/大人の関わり方が問われる/豊かな食べもの環境に浸って生まれる偏食

§8 「園庭の柿、渋いのよ」に反応する子どもたち●
渋さを体験する子たち/渋柿に魔法をかける園長先生  

§9 非言語コミュニケーション ●
人は言葉より動作や表情・声の調子などで理解する/買って消費する生活が、子どもたちの意欲を希薄化させ、野菜嫌いなども生み出している

§10 過食と拒食―食に現れる問題の行動 ●
猛烈に食べる3歳児Aちゃん/パパの食べ方は、ものすごい!//拒食症の思春期の女性、小学生/極度の「るい痩」に陥ることも/ちょっとした言葉のズレが拒食症の牘鶲瓠慎饋の子が過食に転じるとほっとする?/大人の過食の人の困った行動

§11 「こ食」―問題は関わりのない食事にある ●
孤食/個食/子食/小食/固食/粉食/濃食 

§12 今日の食事の状況をまとめてみると ●
今日の食事の問題点は「食の基本」が抜け落ちていること/どの子も、それを「普通」と感じている/そして過食、拒食、自己流の食べ方

§13 解決策は、どのようにすればよいのか ●
食べるものを自分で作る試みを/保育園の子どもたちは健康な食行動をしている

§14 心を育てる(壊す)食卓の四つの機能 ●
食卓の四つの機能とは/食事をする相手の人格/1メートル前後の相手との距離/楽しい食卓の時間? 緊張する食卓の時間?/同じ相手と何千回も過ごす関わり/食卓の人間関係は心の健康に大きく影響する

§15 保育・教育・療育としての食育 ●
療育としての食育/保育としての食育/小学校以上の食育と幼児期の食育/半年がかりの壮大な
食育保育/連続した総合的活動で育てられた子どもたち

§16 偏食、少食、野菜いやいや、どうすればいい?―食育を柱に据える ●
食を通した人間関係/食による環境の認知/食による自己肯定感の確認/食で育つ自己管理能力/発達の上限への挑戦・意欲と好奇心/他職種・地域連携の推進

§17 食卓で人は、何を食べて(取り入れて)いるのか ●
「関わり」「心のくばり方」を食べている

§18 社会の調整する役割が求められる―食のギャップの調整 ●
なぜ、園では食べ、家では嫌か/野菜嫌いも発達の楽しいプロセス

§19 Q&A 0歳〜3歳までの食事について、現場で困っていること&家庭支援へのアドバイス
1歳半、野菜を食べるように促すには/家庭でも白いご飯を食べないのですが・・/保育園で食事に集中できる環境を作るにはどうすればいいでしょうか/ご飯にみそ汁や肉類をかけて食べようとする子。やめさせたいが・・/家庭で白米しか食べない子。保護者にどのように言葉をかけたらいいですか/苦手なものは、口の中に入れたまま飲み込めない子に、どんな働きかけがいいですか?

おいしく食べる 味覚と嗜好の発達  小川 雄二 ●

まえがき
1 味覚のと嗜好のしくみ ●
2 嗜好が育つしくみ ●
3 子どもの嗜好を育てるために ●
4 子どもの嗜好を育てることの大切さ ●

  • 1,540円(税140円)